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一般財団法人石油開発情報センター
2022年2月8日
エネルギー転換、脱炭素の勢いが世界的に増している昨今ですが、一方で、炭化水素資源(石油、天然ガス)の需要が一気になくなるわけでもなく、当面、一定量の供給は維持する必要があります。こうした観点から、炭化水素資源の探鉱・開発は継続していく必要があり、その効率化に向けた最新技術の適用の一つとしてAI技術が注目されています。
現在、AI技術は第3次ブームと言われ、いろいろな分野での応用が進み、成果を上げつつあります。炭化水素資源開発においても、作井部門や生産部門の地上での作業については、工学的に最適解を求める手段として応用されつつあります。このように、AI技術は、大量のデータが存在する分野に適すると考えられ、利用が進んでいますが、圧倒的にデータ量の少ないサブサーフェス、特に地質学をベースにした探鉱分野での応用は可能なのでしょうか? 現在、遅ればせながら様々な応用が試みられていますが、一方でその課題も顕在化してきています。限られた量のデータしか与えられない状況で、如何に精度を向上できるか、また、本来のAI技術の優位性を活かすことができるのか、大変興味のあるところです。
今回のフォーラムでは、若手から中堅の探鉱技術者を対象にして、前半では、AI技術の基礎及び石油地質解釈への適用の現状、その発展可能性について講義し、後半では、既に実際に地質解釈においてAIを取り入れている方々のご経験やご意見をもとに、会場でその可能性や課題についてご議論いただきます。
今回のイベントを通して、急速に広がるAI技術活用による新たな資源発見の可能性や期待を見出すとともに、直面する様々な課題や限界を認識しつつ、適用可能な手法について新たなアイディアを参加の皆様と共有できれば幸いです。
年度末のご多忙の折と存じますが、ご関心のある方は奮ってご参加いただければと思います。多数のご登録をお待ちしております。
1.開催日時: 2022年3月4日(金) 13:30~17:00
2.開催方法: オンラインでのライブ配信を予定します。
3.申し込み方法及び期限:
下記申込フォームより必要事項を入力し、ご登録ください。
登録時に、本テーマの関心事項やご質問をあらかじめご記入いただければ、フォーラム進行の参考にさせていただきます。ご協力よろしくお願いします。
お申し込み期限: 2022年2月25日(金)17:00です。
ご参加登録いただいた方には、登録受付メールを自動返信します。また、開催日前日までにご登録メールアドレス宛にアクセス情報等を配信します。
4.参加費: 無料
5.プログラム:
前半のAI技術の基礎講座では、機械学習の基礎をわかりやすく解説し、続いて探鉱分野における応用実例を紹介します。後半では、実務者らによるパネルディスカッションを展開し、オンラインからのご意見、ご質問にも回答します。
13:30
主催者挨拶
13:40‐14:40
1.機械学習の基礎
講師:松岡俊文
(京都大学名誉教授/深田地質研究所顧問)
【内容】
14:40‐15:10
2.実際の探鉱分野への応用と現状
講師:中山 一夫
(ジオリサーチ・ナカヤマ代表)
【内容】
休憩(10分間)
15:20‐16:50
3.地質専門家らによるパネルディスカッション
・ モデレーター:松岡 俊文(前出)
<パネリスト>
飯嶋 耕崇 | 株式会社INPEX 技術本部 技術企画ユニット デジタルトランスフォーメーショングループ |
大財 綾子 | シュルンベルジェ株式会社 東京事業所デジタル&インテグレーション部門 ジオサイエンスマネージャー |
小西 祐作 | 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 デジタル推進グループ デジタル技術チームリーダー |
千代延 俊 | 秋田大学国際資源学研究科 准教授 |
中山 一夫 | 前出 |
16:50‐17:00
閉会
※なお、前半は基礎的な内容ではありますが、そもそも「AIとは何か」とか、基本用語の定義などの初歩的な理解は必要となります。ウェッブや書籍などを使ってAI関連用語に触れて、少し慣れておかれることをお勧めします。